映画日和、悩み日和

映画が好きな東京圏のサラリーマンです。映画や私生活に関することを半々くらいで書きたいと思います。ニューヨークを舞台にした映画が好きです。

「人生、サイコー!」感想~色々うまくいかない時に見るといい映画!人生うまくいかない男が突然533人の父親に!~※ネタバレあり

こんばんは。イチローです。

今回は「人生、サイコー」というdtvで何気なく見た映画を紹介したいと思います。

 

①作品紹介

カナダ映画「人生、ブラボー」という作品がハリウットでリメイクされた作品です。

主演は「インターンシップ」などで主演を務めたヴィンス・ボーンです。

友人の弁護士役に「ジュワシックワールド」「パッセンジャー」などに出演しているクリス・プラットが出演しており、それなりに豪華な配役です。

 

②あらすじ

 

予告

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ストーリーの舞台はニューヨーク。デヴィット(ヴィンス・ボーン)は家族で経営している精肉店で配達ドライバーをしている冴えない中年男。さらに多額の借金もあり、妊娠が発覚した恋人にも見放され、色々とうまくいっておりませんでした。そんなある日、自宅に帰ると弁護士が彼の部屋にいます。彼はデヴィットに衝撃の事実を告げたのでした・・・

デヴィットには過去に「スターバック」という偽名で。700回近い精子提供を行い、その精子からなん533人の子供が誕生したとのことでした!

突然533人の生物学的な子供がいることが告げられてデヴィット。さらにその子供たちが、その事実を知り、父親はだれか情報開示請求の訴訟を起こすとのことでした。

デヴィットは友人の弁護士であるブレット(クリス・プラット)に協力を仰ぎ、ともに裁判で戦うことに決めます。

 

一方で、533人の子供たちがどんな人間で、どのような人生を歩んでいるのか気になり始めたデヴィット。彼は父親であることは当然隠して、子供達を一人一人訪ね始めるのでした・・・

③感想、みどころ

 

1.700回の精子提供、533人のこどもというぶっ飛んだ設定。

 まず700回の精子提供って尋常じゃありません。どれほどの精力!?受付の人にも絶対顔を覚えられるレベルだと思います。予告編でこの設定を聞いただけで笑ってしまいました。そしてそこから、533人の子供が生まれてしまうというスケール!

もうこの設定だけで前代未聞でワクワクです・・・

 

デヴィットは精子提供を行うことで、金銭を入手しておりました。そしてそのお金で家族を旅行に連れて行ったのでした。アメリカって精子提供を行うことでお金が手に入るんですね。しかも700回分の金額とはうえ、家族を旅行に連れていけるほどの額なのでそれなりの金額のはずです。

 

 

 

2.だめだめだけど憎めないデヴィット

 彼女には見放され、借金もあり、仕事も要領よくできないデヴィット。しかし、どこか憎めない。それどころか、彼の周りにはなぜか人が集まる。ヴィンス・ボーンの演技もあり、軽快な口調となんとなく少しずれた一生懸命さも相まって、デヴィットの人の好さが随所に垣間見えます。

 

  1. デヴィットの背中を押す父親の存在

訴訟は結局デヴィット側が勝利し、彼は匿名性を保証されます。しかし、これまで自分の精子提供によって生まれた子供たちと関わる中で、父親というての気持ちのようなもの芽生えたのか、情がわいたのか彼は本当にこのままでいいのか葛藤が生まれます。

また、名乗り出た場合、裁判によって得られた賠償金もなくなり、借金の返済ができなくなってしまいます。

最終的にデヴィットは父の後押しもあり、Facebook上で「自分がスターバックだ」と打ち明けます。台詞は伏せますが、デヴィットが父に相談する時のやりとりにホロッと来てしまいました。この映画を通して「家族」「父親」の大きさは一貫してテーマとしてあると思います。

 

 

④まとめ

設定自体を聞くとコメディのように思えますが、中身は「家族」「父親」をテーマにしていることがよくわかる作品です。精子提供から話が展開するためやや人に勧めるのをためらってしまうかもしれませんが、捻りなくオススメできる作品です。しかしヴィンス・ボーンはお金に困っている小太りの中年役がほんとにピッタリですね笑。